2010年6月23日水曜日

officeJさんの取材内容vol.1産業について


インタビュアー「産業について、もう少し具体的にお話頂けたらと思います。」

1990年前後に、色々な国の組織が民営化されました。例えば「JR」の問題にしても
「NTT」、電電公社と言っていたんですが、そういうような問題の会社が民営化されました。
それは、その頃に「大きな産業を支える技術が変化」しだして、
国がやっているとその変化に追いつくスピードが遅い、ということで、
それを敢えて民間のものにしました。
皆さんがご存知のところでは、電電公社がNTTという会社に変えた。
そのところは、コンピューターのことでありますが、「鉄道、あるいは電力」そのようなものの事を
『ネットワーク事業』と言いますが、この『ネットワーク事業』は、
産業を支える「基盤」な訳ですが、この「基盤が1990年以後、全く強化されなかった」
それが、2000年、2010年というこの20年間の日本の産業が成長しなかった真の原因ではないか。
皆さんが使っておられるiPhoneにしてもiPadにしても、あるいはgoogleにしても、
あれらのほうが産業基盤として非常に重要なものではないか。
インターネットも、アメリカから輸入しているわけで、その事を何故、日本のほうから出していけなかったのか。
そう考えた時に、やはり1990年代の、その大きな3つの組織の運営に問題はなかったか?と見る必要があるだろうと。
新しい産業基盤というのは、「知識」や「情報」や「人間の感性」を思い切り引き出してそして、
新しい「価値」を作っていくということが『産業』だと思うので、その視点から見ると、電電公社の後のNTT、
国鉄の後のJR、そして地域独占産業である、エネルギーの、電気というところが、
今ひとつ産業を支えるためにも、強化されるべきではなかったかと、
今後も強化するべきではないかというように考えます。

インタビュアー「具体的に強化というのはどういうことをしたらいいんですか?」

例えば、今、大学があります。大学で様々なものを研究する。
と、仮定した時に過去の研究の方法からすれば、例えば「人数」の問題だとか、「話し合う空間」の問題だとか、
「参考にする情報の収集」の問題だとか、そういうようなものが、何処もが適切に活用できるような状態にあるかというと、
ないように思われる。だから、同じ知識を認識するにしても、
更に認識がしやすいような「仕組み」というものがあるかもしれない。
実際皆さん方がテレビで科学番組などを観られた時に、
解りやすく再表現をしている、という事に出会われば、
その事の理解が深まるように、「知識の整備」が、まだ足りないのではないか、
という風に思います。それは、「空間」についても一緒で、
何処にいても考えられると言う訳ではないので
「考えたり、感じたりする空間」が要るのではないのか?というようなことが。
それが、もっと、「数」も「質」も、「沢山整備すること」が今後の産業発展にとって非常に大事なんではないか、という風に思います。
インタビュアー「整備というのは、具体的にどういったインフラを整えたら?」
それは、「空間」の広さ的には、今のままで良いんだけれども、主として、「情報システム」の問題だとか、
「情報システム」と言われた場合は、「入力の精度」の問題だとか、「出力」の問題だとか、
そういうことも含めた、「装置をふんだんに配置されているような空間」が、必要なのではないかと、いう風な感じはします。

インタビュアー「それらの設置を国が支援して、そこにまた雇用も発生するというような考えでよろしいんでしょうか?」

「雇用の問題」は、また別になると思うんですが、
そういう、「産業を引っ張っていくような人材の育成」ということ、
そういう人たちがどんどん育つような、「空間」を用意する。
ということが大事なんではないかと思います。

インタビュアー「そういうのをまずモデルとすると、何処を・・?」

例えば、20年前に、よく「学園都市」というのが言われました。
つくばだとか、京阪などとか。いわれましたが、
それらは、「ハードウェア」としては「広さ」だとか「空間」だとかはあるけれども、
じゃあ、それを次に支えていく様々な「ソフトウェア」というか「ソフト」というか、
そういう「制度」の問題。あるいは「環境」の問題。
ということでは、出来上がっていないように思います。
勿論、コンピューター、データベースを用意するだとか、
設備に更に投資をするとか、ということが欠けたような気がします。
それが、「産業用に強化することによって、経済、商業、
それから一般の生活もそういう高度な空間になり得たんではないか」という風に考えます。
ああいう所も、中途半端に終わった例ではないか、という風に考えます。
旧来の「道路の整備」だとか「港の整備」だとかも、
バランス良くしていかなければ、いけないのではないか、という風に考えます。

インタビュアー「ほかに何か施策と言うのは先生の中ではおありなんですか?」

次のハードウエアとしては、日本としては「ロボット」を力入れるのが良いのではないか、
「ロボット」と言っても色々な「ロボット」がありますが、「機械を作る機械」も、
「ロボット」の中に入れていますけれども、
そういう風な制御された「装置」というものを日本は得意とするので、
もっともっと力をいれていくべきではないかと。

インタビュアー「それによって、人間が要らなくなって雇用が失われてしまうと危惧する方多いと思うんですが?」

今、言っている「ロボット」というと、
ついつい「鉄腕アトム」のようなことを思ったり「鉄人28号」のようなことを思うけれど、
そうではなくて、「必要に応じて様々な動きをする機械」そういう風に考えていくと、
車だとか、バイクだとかと、同じように「制御された動くもの」というのが「ロボット」なので、
人間が要らなくなるという事とは、全く無関係。

インタビュアー「オペレーターが存在するから大丈夫ということですね?」

オペレーターが存在するというよりは、
「ロボット」はあくまでも「制御」のことなので「力仕事を代わりにやる」あるいは、「微妙な動きをきちっとやる」それが「ロボット」の原点だし、
「何かを認識してそれに対応するというのも、きちっと対応する」と、いうようなことが、「センサー」と、「動き」というものですから、
少し飛躍して人が要らなくなるだとか、人の仕事がなくなるなどということは、実際には見当違いの話をしているということになります。

1 件のコメント:

  1. 納得です。大学に関しては実学を学ぶ場ではなくなっているのではと思います。
    医学部や薬学部は実学を教育してるとは思いますが、理工学部や、経済学部はどうなっているのか。世界に勝てる実学を学んできた大卒の社員を雇えないのは、私だけの悩みではないと感じます。

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